MENU
0270-50-7833 0270-20-7833

Blog記事一覧 > スタッフブログ > スポーツ整形外科が重視している準備運動のコツ

スポーツ整形外科が重視している準備運動のコツ

2016.01.06 | Category: スタッフブログ

準備運動
 
運動をはじめる前に、準備運動をすると運動の効果があるといわれています。異論もないわけではありませんが、確かなことは、運動の強度を段階的に上げていくと、運動の効率を高め、疲労を少なくすることができる、ということです。
 
数分間持続する、激しい運動の場合、特にその効果があります。
 
準備運動をしたおかげで、運動の効果が上がるのは、それによって、体温が上昇するからと考えられます。
 
体温が上昇すると、循環、呼吸、筋肉のエネルギー生産組織が運動に順応してきて、各々が最高の機能を発揮できるようになります。
 
ただ、準備運動は正しいプログラムにそって行われないと効果がありません。
 
また、必要なことは、十分な強度で十分な時間、適切な時に行うことです。
 
①強度は、呼吸が少し速くなって、軽く発汗し、それでいて、疲労が残らない程度のものがいいでしょう。ゆっくりとしたランニング、        徐々に速度を上げて歩くことが適当です。
 
②時間は、気温や、はじめようといている運動の強度によって、若干違いますが、およそ5~15分です。気温が低いときは、時間をかけないと、体温がなかなか上昇しません。一般に、はじめようといている運動の強度が高くなればなるほど、入念に準備運動を行う必要あります。激しい運動、特に持久力を必要とするスポーツの場合は、その運動と同じ内容のウォーミング・アップが必要です。また、高齢者や、普段あまり運動をしていない人は、入念に時間をかけて準備運動をしなくてはなりません。
 
③行う時は、はじめようとする運動の直前が望まれます。また、準備運動と、はじめようとする運動との間は時間を置かないのが普通です。たとえ置いたとしても、数分以内でないと意味がありません。
 
一般に、準備運動の目的は、筋肉の緊張をほぐし、関節の動きを柔軟にして運動に必要な器官を活性化することにあります。
 
準備運動を必要としない運動は存在しません。あらゆる運動に、準備運動が必要ですが、準備運動は、はじめようとする運動の効果を高めるばかりではなく、身体を柔軟に、軽快にすることによって、運動で生じるケガを予防することもできます。
 
準備運動は、はじめようとする運動の種類に応じて、その内容を変える必要があります。
 
また、気温やその人の体力の状態によっても、強度、所要時間、運動の種類といった内容を変えることが必要です。
 
また、準備運動は、はじめようとする運動の効率を高めたり、ケガを予防したりする以外に、運動に対する「心の準備」という意味合いもあります。筋肉をほぐすだけでなく、気分もほぐし、運動に向かって高揚させてくれます。
 
こういったことから、準備運動は、ゆっくり、軽く、繰り返し、リズミカルに、また持久力を必要とするものでないことが必要です。さらに、いくつかの運動メニューを、はじめようとする運動に応じて、こなすことも必要です。

forATHLETES produce by接骨院がく