足指の骨折は部活動やスポーツ中に起きるだけではなく、日常生活の中でもぶつけたり、はさんだり、物を落としたりすることでも起きる足の怪我です。
スポーツであれば、サッカーやバスケットボール、マラソンなど競技によって骨折しやすい指があります。
そして骨折の種類にも、外的な力が指にかかることによって起きる外傷性骨折と、負荷が繰り返し指にかかることによって起きる疲労骨折があります。
当院に来られる方もそうですが、足の指を骨折してもすぐに骨折とは気づきません。
最初は突き指、もしくは打撲と思いアイシングや湿布薬を貼って数日程度様子を見るようです。
数日たっても痛みがとれない、腫れが引かないということでレントゲン検査をしてみると実は骨にヒビが入っていた、もしくは骨が折れていたということです。
指が骨折していて且つずれている場合には腫れも痛みも強く感じます。
また指が変形してしまっているケースも珍しくはありません。
見た目でわかるときには放置せずに、すぐに接骨院や病院を受診しましょう。
マラソンやジョギングなどをしている方に多いのが、人差し指や中指の疲労骨折です。
走る際に指の付け根部分にある中足骨に繰り返し負荷がかかるため、知らない間に骨折していることがあります。
中足骨は外側から見ると、足の甲の部分にある骨です。
それで骨折すると足の甲が腫れ、歩いたり走ったりすると痛みを感じるようになります。
そのままでいると痛みが激しくなり悪化していきます。
はやく治って練習を再開したいという気持ちがあっても、しっかりと治すことが大切です。
骨折した足指は、修復段階で仮骨という骨を形成しながら元の状態に戻って行きます。
しかし骨がしっかりとくっつく前に固定具を外してしまうと、骨折部分に過剰な仮骨が形成されてしまい、指が異常に太くなってしまうことがあります。
こうした後遺症が出ると、骨がくっついた後も可動域が狭くなってしまいます。
足指を骨折した場合には手術ではなく、ギブスなどで固定して安静にする治療法が基本です。
骨折している箇所や状態にもよりますが、順調に回復すれば約1カ月程度で今までと同じようにスポーツや運動ができるようになるでしょう。
接骨院がく伊勢崎茂呂院でも、早い段階で骨折した足指を固定する治療法をすすめています。
完治した後は、しばらく時間をかけて可動域の範囲を広げていったり、体のバランスを整えていく必要があるでしょう。