膝にはいくつかの靭帯があり、運動や歩行などの足の動きを支えています。
膝の靭帯の中でも損傷しやすいのが、内側側副靭帯です。
スポーツをしている時に損傷することが多く、プロスポーツ選手だけでなく、学生から社会人まで幅広い世代の方が患う膝の怪我です。
内側側副靭帯損傷とは、足の内側にあり膝を支えている靭帯である内側側副靭帯が損傷することです。
軽症であれば数日で動かすことも出来るようになりますが、重症であれば完治までには1~2カ月はかかります。
内側側副靭帯はジャンプをした時にバランスを崩して着地をしてしまったり、相手と接触することで膝が内側に入ると損傷してしまいます。
サッカーやバスケットボール、バレーボール、スキー、スノーボードなどの競技で損傷することケースが多く見られます。
膝内側側副靭帯損傷は怪我の度合いを3つのケースに分けています。
最も軽症なケースは膝内側側副靭帯Ⅰ度損傷です。
靭帯を微細損傷している程度なので、安静にしていれば1週間程度で完治も見込めます。
膝内側側副靭帯Ⅱ度損傷では、膝に動揺性を感じ損傷があるものの断裂までは至っていません。
ただしⅠ度損傷よりも完治には時間がかかります。
5~6週間程度は安静にしている必要がありそうです。
そして最も重症なのが膝内側側副靭帯Ⅲ度損傷です。
靭帯が完全に断裂しているケースで、この場合には他の膝にある靭帯や半月板を同時に損傷している可能性が極めて高くなります。
完治には3~4カ月程度が必要でしょう。
また手術をするケースも多いので、スポーツで怪我の前と同じパフォーマンスが発揮できるまでには1年近くかかるかもしれません。
膝の怪我は再発する危険性が高いため、接骨院がく伊勢崎茂呂院でもしっかりとリハビリとトレーニングに時間をかける事を推奨しています。
治療法としては患部をしっかり固定する保存療法が一般的です。
時間の経過と共に、サポーターやテーピングをしてリハビリをします。
焦る気持ちはありますが、あくまでも少しずつが基本です。
膝関節は股関節と足関節に挟まれているので、両方の関節とのバランスを整えることも再発予防には効果的です。
リハビリでは筋力アップに加えて柔軟性も鍛えていきます。
接骨院がく伊勢崎茂呂院では怪我直後の判断から、完治に向けたリハビリやトレーニングに至るまで経験豊かなスタッフたちがサポートします。
足の痛みをとるだけではなく再発予防のためにもしっかりと時間をかけてリハビリすることが大切ですね。