足の小指の基底部骨折を下駄骨折と呼びます。
正式には第5中足骨基底部骨折です。
中足骨とは足の甲の中にある骨で、基底部は足首に近い部分を指しています。
昔は下駄をはいて足を挫いた時に骨折する場所だったことから、下駄骨折という名称がつけられました。
もちろん、下駄をはいていなくても基底部を骨折したら下駄骨折と呼びます。
接骨院がく伊勢崎茂呂院で下駄骨折と診断されるのは、ハイヒールを履いていてくじいたり、バスケットボールやバレーボールなどのスポーツ中にバランスを崩して足をくじいたりしたケースです。
足首を内側にひねり、捻挫をしたように感じますが捻挫以上に腫れがひどく、痛みを伴っています。
内出血もあり幹部が青紫色になることも珍しくありません。
すぐにアイシングなどをしても腫れがひきません。
下駄骨折では足首の靭帯を損傷していることも多いので、自力では歩けないでしょう。
同じ第5中足骨の骨折でジョーンズ骨折と呼ばれる第5中足骨骨幹部骨折があります。
違いはなんでしょうか。
ジョーンズ骨折は疲労骨折なので、下駄骨折のような激しい痛みや腫れ、変色などはすぐに見られません。
初期段階では気づかずにスポーツを続け悪化した段階で骨折に気付く人が少なくないです。
ジョーンズ骨折の場合は、中足骨の指に近い部分が骨折しています。
下駄骨折の場合、基本的には保存治療としてギブスで固定します。
ギブスがとれるまでには少なくとも1カ月はかかるでしょう。
ギブスがはずれても痛みや腫れはまだあるため、歩いたりスポーツしたりすることは難しいです。
日常生活に支障がない状態になるまでに2~3カ月、違和感なくスポーツができるまでには半年程要します。
もしも骨折時に骨のずれがひどい場合には手術が必要になるでしょう。
約1カ月ギブスをしていると、筋力はかなり低下しています。
それで日常生活、そして以前と同じようにスポーツをするためにはしっかりとリハビリをすることがとても大切です。
接骨院がく伊勢崎茂呂院では、柔軟性のある筋肉回復のために筋力バランス分析、動作分析を行っています。
また再発防止のためにも、足首のトレーニングと同じように股関節のトレーニングも必要です。
ジャンプして着地時にバランスを崩して下駄骨折を起こすケースが多いため、股関節に関係のある筋肉をバランス良くトレーニングしてあげることが必要です。
下駄骨折は完治までに時間がかかり、リハビリも少しずつする必要があります。
接骨院がく伊勢崎茂呂院ではスポーツ治療専門スタッフが二人三脚でしっかりとサポートします。