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足のお皿の痛み・有痛性分裂膝蓋骨

2017.04.18 | Category: スタッフブログ

有痛性分裂膝蓋骨は中学高校生など成長期にある男子に生じやすい膝の症状です。

 

通常は1つの膝蓋骨が2つ、もしくは3つに分裂することで痛みが生じます。

 

分裂していても痛みを伴わない症状もあり、無痛性分裂膝蓋骨と呼ばれます。

 

有痛性分裂膝蓋骨の原因についてはさまざまな説がありますが、依然としてはっきりとした原因が特定されていない足の怪我です。

 

 

幼少期の膝蓋骨は骨核と成長軟骨から形成されています。

 

成長と共に徐々に骨化が進みます。

 

そのため完全に骨形成がされていない成長期に、内部もしくは外部からの負荷がかかると普通の骨より軟らかいので分裂してしまう可能性が高くなります。

内部からの負荷の要因には、膝蓋骨に付着している大腿四頭筋の腱が関係しています。

 

大腿四頭筋は足の筋肉の中でも大きく力が強い筋肉です。この筋肉が運動などによって緊張すると、つまり収縮すると腱は付着している膝蓋骨を上方向へ引っ張り上げようとします。

 

この時にまだ成長段階で骨としての強度がない膝蓋骨が分裂してしまいます。

 

外的な負荷にはスポーツなどによるオーバーユースが考えられます。

 

ジャンプや走り込みなど膝に負荷のかかる動きを続けていることが分裂の原因になります。

 

また転倒した際に膝を強く打っていることが有痛性分裂膝蓋骨を誘発することもあります。

 

 

有痛性分裂膝蓋骨の特徴的な症状は膝の外側か下端に痛みを感じます。

 

ズキズキと痛む疼痛がありますが、安静にしていることで症状は緩和されます。

 

しゃがむ動作を繰り替えし行うと膝蓋骨の分裂部分にかかる負担が大きくなるため炎症を起こし痛みが強くなります。

 

 

治療方法には保存療法と手術療法があります。

 

症状が出た時に安静にすることや、運動後にアイシングをすること、1日の終わりには入浴して筋肉や神経の疲労を回復させ、柔軟性を保つことが必要です。

 

また太ももの筋肉バランスを整えることや膝周りの筋肉トレーニングをすることも、接骨院がく伊勢崎茂呂院ではすすめています。

 

一番大切なのは無理をせずに、疲れたり違和感を覚えた時には休むことです。

 

膝の痛みがありながらも運動を続けていると、膝を庇うために他の部位にも影響が出てしまいます。

 

保存療法を続けていても効果が出ない時には、分裂している骨を摘出したり、分裂部分の縫合手術をしたりすることもあります。

 

 

膝関節は運動をしていると痛みや違和感が出やすい関節です。

 

有痛性分裂膝蓋骨に限らず「ちょっと変だな」と感じた時には、早めに当院、接骨院がく伊勢崎茂呂院に受診ください。

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