足が痛くなるのは、大人だけではありません。
子供たちの中にも足の痛みで思うようにスポーツができないと困っている子がいます。
接骨院がく伊勢崎茂呂院にも親御さんと一緒に来られるそんな子供たちが少なくありません。
10歳前後の子供に診断される痛みの症状に足根骨癒合症があります。
読んで字のごとく骨が癒合、つまりくっついてしまっている状態です。
足首周辺が痛むことがあります。
足根骨癒合症は捻挫などの外傷後にみつかることもあります。
癒合といっても骨が完全にくっついている訳ではなく、軟骨性もしくは線維性の組織で癒合されています。
足根骨癒合症は主に3つの骨、距骨、踵骨、舟状骨にみられる症状です。
これら3つの骨全部がくっついてしまうことは極めて稀で、通常は距骨と踵骨、もしくは踵骨と舟状骨がくっついています。
生まれつき癒合が見られるものの、常に痛みがある訳ではありません。
癒合に気付かずに成長する人もいます。
足根骨癒合症が見つかるのは、運動中に足を捻挫や打撲してしまい、レントゲンなどを取った際に癒合症があるのがわかるケースです。
痛みがある場合には、外側や内くるぶし周辺に出てきます。
また骨がくっついてしまっているため、各関節が正常に動かなくなり可動域が制限されてしまいます。
そのため、運動後に痛みが出ることもあります。
足根骨症候群に気付かずに、もしくは放置したまま成長すると癒合した骨が出っ張り、神経を圧迫する可能性もあります。
これが原因となって足根管症候群を併発する方もいます。
足根骨癒合症では保存療法と手術療法の2つの選択肢があります。
まずは安静にする、もしくはアイシングをするなどで様子を見てみましょう。
スポーツをする時に患部にテーピングやサポーターなどを付けることで痛みを緩和させることもできるでしょう。
足根骨癒合症は小さい子供に多い症状でもあるため、見逃されてしまうこともあります。
また通常の捻挫と勘違いしてしまい、処置したものの痛みが取れないということで接骨院がく伊勢崎茂呂院を受診されるケースもあります。
「何かおかしいな」と感じたらそのままにせずに早めに当院を受診されることをおすすめします。
必要であれば、足の専門医を紹介することもできます。