足が痛む時の原因としてまず疑われるのは、筋肉や腱に炎症が起きていることです。
しかし中には筋肉や腱、骨ではない部分に炎症が起きて痛みが発生する症状もあります。
それがアキレス腱下滑液包炎です。
滑液包という部分がどこにあるか分からない方も少なくないでしょう。
普段は余り聞かない部分です。
踵に向かって伸びているアキレス腱は踵にある踵骨に付着しています。
しかしこのままでは足を上下に動かす時にスムーズに動かないため、腱と骨が付着している部分に潤滑油の役割をもつ滑液包があります。
この滑液包があることで足首を上下に動かしアキレス腱が移動しても違和感や痛みを感じることはありません。
ただし何らかの原因で滑液包に刺激や負荷がかかり炎症を起こすと痛みが発生します。
アキレス腱下滑液包炎を発見した医師パトリック・ハグルンド氏の名前からハグルンド病とも呼ばれています。
通常は問題なくスムーズな動きが出来ているアキレス腱下滑液包が、なぜ炎症を起こしてしまうのでしょうか。
まず考えられる要因は、スポーツで走る際に繰り返しかかとに負荷や刺激が加わってしまうと滑液包が炎症を起こしてしまいます。
また靴のかかとが自分の踵骨の形と合っていない場合には、歩いたり走ったりすることで、踵骨と靴が摩擦を繰り返して炎症が生じます。
新しくした靴でスポーツをするのは気分が高まりますが、靴が足に馴染むまではアキレス腱下滑液包炎に気を付ける必要があります。
滑液包が炎症を起こすと、足首、踵に痛みが生じます。
発赤や腫れがあるので、患部を押すと強く痛みを感じます。
症状が重度の場合には歩くこともできないほどの痛みになることもあります。
特にアキレス腱の伸張が痛みを引き越します。
治療は保存療法が基本となります。
スポーツは一時お休みして安静にしましょう。
炎症が起きて発赤などがみられる場合にはアイシングをして炎症を抑えることも効果的です。
根本的に靴のサイズを再考することで症状が緩和されることもあります。
こうした治療法に加えて、接骨院がく伊勢崎茂呂院ではアキレス腱の滑液包炎を効果的に治す施術法があります。
またストレッチ方法もお伝えしています。
アキレス腱をストレッチすることで、滑液包にかかる負荷を緩和させる効果があります。
踵の痛み、足の痛みを感じたら接骨院がく伊勢崎茂呂院へご相談ください。