足にしびれや痛みがある場合には、どこに原因があるのかを見極めることが完治には不可欠です。
痛みやしびれを感じる部分とは別の部分に原因があることも珍しくはありません。
坐骨神経痛もその一つです。
坐骨神経は腰椎から太ももを通って足の先に伸びている足の中でも長い神経です。
この神経が何かの原因で圧迫されたり、骨などに接触して炎症を起こすと坐骨神経痛になります。
坐骨神経痛の特徴は、お尻や足に疼痛やしびれを感じる、立ちあがる時や歩行する時に痛みを感じるといったものが含まれます。
ではどんなことが原因で坐骨神経痛になるのでしょうか。
どんな治療法が効果的でしょうか。
若い男性が坐骨神経痛になる原因の一つが腰椎椎間板ヘルニアです。
腰椎の部分にある椎間板が外に押し出されると脊柱管を通っている坐骨神経を圧迫します。
腰に負担をかける重労働などをしているとこうした症状を起こします。
安静にしていると数カ月で症状が改善されることもあります。
腰椎すべり症は、40~50代の中年層に多い坐骨神経痛の原因です。
椎間板が衰えることで、腰を支えることができなくなり、前方向にズレてしまいます。
この時に脊柱管を圧迫してしまいます。
軽い症状がずっと続くこともあります。
変形性腰椎症は椎間板の形が変形することで、神経を刺激してしまうパターンです。
椎間板が棘のように変形してしまうので、動きによって痛みを感じる時とそうではない時があります。
脊柱管狭窄症は高齢者に多い原因です。
脊柱管とは脳から背骨を通り、体の各部位へ拡がっている神経が集まっている部分です。
脊柱管を通る坐骨神経が圧迫され神経痛がおきます。
腰椎部分に原因があるものの、症状はお尻から太ももにかけてみられます。
梨状筋症候群、仙腸関節障害は、筋肉の緊張や関節の機能が正常ではない時に起こり、坐骨神経痛になる原因の1つです。
お尻周辺にある梨状筋が緊張すると神経を刺激してしまいます。
また仙骨と腸骨をつないでいる仙腸関節の働きが衰えることで神経痛になる高齢者もいます。
筋肉や関節が関係している場合には、ストレッチや筋肉トレーニングで症状を改善させることができます。
どんなストレッチが効果的か分からない場合には、接骨院がく伊勢崎茂呂院にご相談ください。
どの部分に原因があるかがハッキリと分かっている場合には手術療法も一つの選択肢となるでしょう。