中足骨は足の指の付け根付近にある細長い管状骨で、疲労骨折を起こしやすい骨とされています。
特に第2中足骨から第4中足骨、つまり人差し指、中指、薬指はランニングやジャンプ動作を含む競技を繰り返すこと、オーバーユースが原因で骨折します。
その他に、筋力不足での無理な動き、体の柔軟性不足、靴ひもをきつく締めすぎることでも疲労骨折する可能性があります。
最も多く発生するのは第3中足骨である中指です。
疲労骨折する部位は異なりますが、体操、野球、バスケットボール、バレーボール、マラソンなどは中足骨の疲労骨折を起こしやすい競技です。
疲労骨折は、一度の強い衝撃で骨折するのではなく金属疲労のように同じ部分に負荷をかけ続けることによって生じる骨折です。
初期段階では骨折部分の腫れもなく鈍い痛みがあり、少し休むと痛みは引くため骨折と気づきにくい特徴があります。
継続して運動を続けていると症状は悪化してしまい、完治するまでにかなりの時間がかかるケースも珍しくありません。
疲労骨折で最も大切なのは早期治療です。
治療が1日遅れることで、完治までに何か月かかることもあるので中足骨付近に違和感を感じた場合には、無理して練習を続けるのではなく、まず接骨院がく伊勢崎茂呂院にお越しください。
中足骨の疲労骨折の治療法は保存療法です。
つまりギブスなどの装具を付けて安静にしている治療法です。
骨折してから治療を始めるまでにどれ位の期間があるかにより完治期間は大きく異なります。
軽度の症状であれば3週間程度で完治しますが、重度の症状であれば8週間から12週間程度必要とされます。
完治後も足の関節可動域や筋力訓練のリハビリが必要とされます。
骨がしっかりとくっついていない状態で運動を再開すると、すぐに再発するリスクが高くなります。焦らずにじっくりと治すことが大切です。
中足骨の疲労骨折の予防としておすすめしているのは、骨密度と骨タンパク質の強化です。
同じ動き、同じ運動量をこなしていても疲労骨折する人としない人がいます。
その違いは骨の強さ、もしくは固さです。
毎日の食生活に気を付けることで、丈夫な骨をつくることができます。
また疲労骨折してしまい安静期間に、こうした栄養素を集中的に摂取することで回復を早める効果もあります。
接骨院がく伊勢崎茂呂院では中足骨の疲労骨折に効果的な高濃度酸素カプセルと超音波ライプスを使った治療法も取り入れています。