MENU
0270-50-7833 0270-20-7833

Blog記事一覧 > 足の痛み > 足の外くるぶし後ろの痛み(腓骨筋腱炎)

足の外くるぶし後ろの痛み(腓骨筋腱炎)

2017.06.15 | Category: 足の痛み

怪我をしていないのに外くるぶしの後ろ辺りがいつまでも痛む場合、腓骨筋腱炎の疑いがあります。腓骨筋腱炎になると歩くだけでも痛みを感じるようになり、放置していても症状が改善しません。またいつまでも痛みが続き慢性化するケースもあるので、初期段階でしっかりと処置することが大切です。

 

腓骨筋腱炎はすねの上部から出ている筋肉で、土踏まずまで伸びているとても長い筋肉です。この筋肉に炎症が起きた状態が腓骨筋腱炎です。腓骨筋は長腓骨筋と短腓骨筋がありますが、足首の捻挫などを繰り返していると短腓骨筋が炎症を起こし、腓骨筋腱炎の症状が出てきます。歩行時や運動時に体重がかかると痛みを感じるようになります。ただし我慢できる程度の痛みなので、違和感があってもそのままスポーツをしてしまう方も多くいます。また外くるぶしの後ろ辺りを押すと圧痛があり、患部が腫れている感じを覚えます。最初は外くるぶし周辺での違和感や痛みがありますが、徐々に拡がり足の裏側やふくらはぎ周辺にも張りが出ます。

 

腓骨筋腱炎になるのは、スポーツで使いすぎて腓骨筋にかかる負荷が過度に及ぶと発症します。走ったりジャンプしたりといった動作が多いサッカーやバスケットボールなどの競技でなる確率が高いです。捻挫をした後に正しく処置をせずに放置しておくと腓骨筋が炎症を起こしてしまいます。激しいスポーツだけではなく、ジョギングなどでも腓骨筋を使いすぎると起きる症状です。またスポーツをしていなくても、自分の足に合わない靴を履き続けると足の外側に負荷がかかり腓骨筋腱炎になります。特にヒールの高い靴を履いている女性などに多く見られる症状です。

 

腓骨筋腱炎は骨や関節に異常が生じて痛みが発生するわけではないため、レントゲン検査などでは症状を見つけることができません。接骨院がく伊勢崎茂呂院では、足首の不安定性検査をすることで腓骨筋腱に異常があるかを検査します。骨に異常がないものの、足首を内側に捻ると痛みを感じる場合、また踵方向から前へ動かしてみた時に違和感を覚える場合には腓骨筋腱炎が疑われます。

 

治療には保存療法が一般的に採用されています。患部を安静にしてアイシングをすること、湿布薬を貼って炎症を抑えることも効果的でしょう。また運動前や後にしっかりとストレッチをして、筋肉に緊張が残らないようにケアすることも大切です。スポーツをする時に履く靴、普段履く靴であっても自分の足に合ったサイズを選ぶ事も腓骨筋腱炎の予防には大切です。

forATHLETES produce by接骨院がく