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足の膝の内側の痛み(タナ障害)

2017.06.11 | Category: 足の痛み

スポーツをしていると、どうしても痛めてしまうのが膝です。

 

膝には沢山の筋肉や筋、骨が集中しているため、膝の怪我と一言にいっても色々な症状があります。

 

膝の怪我の一つで10~20代の女性に多く発症するのがタナ障害です。

 

余り聞くことのない名前の症状ですが、バスケットボール、バレーボール、陸上競技などの膝に負荷がかかりやすい競技をしている人に多く発症する症状です。

 

 

タナとは膝関節の内部にある空間を仕切っている膜と考えることができます。

 

その膜は滑膜ヒダと呼ばれ、膝蓋骨と大腿骨の間にあります。物をのせる棚のように見えることからタナと呼ばれています。

 

この部分に炎症が起きるのがタナ障害です。本来はお母さんのおなかにいる胎児期に作られ、成長していく過程で徐々に小さくなっていきます。

 

しかし日本人の約半数はタナが小さくならずに太い状態で残っているという調査結果があります。

 

滑膜ヒダは特に機能があるわけではないため、成長しても残っている場合には手術で取り除いても問題ありません。

 

 

タナ障害は膝の屈伸を繰り返すことで発生する障害です。

 

膝蓋骨と大腿骨の間にあるため、骨に挟まり炎症を起こすと腫れが生じ、痛みが発生します。

 

先天的にタナが大きい、タナ膝蓋骨の形が悪い、膝蓋腱が長い場合に発症しやすくなります。

 

また、太ももの前面にある大腿四頭筋が緊張すると膝に負担をかけてしまい、痛みが出ることもあるのです。

 

 

タナ障害が発症すると膝の屈伸時に「コキッ」「パキッ」という音がして違和感を覚えるようになります。

 

また膝蓋骨周辺に重苦しさがあり、圧痛があります。

 

初期段階では膝の屈伸時もしくは運動時に痛みがあるだけですが、症状が進行すると安静にしていても膝周辺に痛みを感じます。

 

 

タナ障害は保存療法が基本になります。

 

痛みが出た段階でスポーツを控えて、患部をアイシングするもしくは湿布薬を貼ることも効果があります。

 

また、大腿四頭筋が緊張していると痛みが出てしまうため、太ももを中心に入念にストレッチをすることで症状を緩和させることもできるでしょう。

 

通常は安静にして炎症が治まれば2カ月程度でよくなります。

 

タナ障害は比較的若い女性に見られる症状ではありますが、男性でも発症する可能性があります。

 

接骨院がく伊勢崎茂呂院ではタナ障害をはじめ、足の痛みやしびれを予防するために効果的施術方法があります。

 

またストレッチや筋肉トレーニング足の歪み解消を行っています。

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