慢性的な腰痛に苦しんでいる人も多いですが、その原因として考えられるのが仙腸関節のゆがみです。仙腸関節とは仙骨と腸骨の間にある3~5mm程度の隙間のことです。関節というと、ほかの個所ではよく曲げたり伸ばしたりできるのですが、仙腸関節の場合、じん帯によって強く結びつけられた構造をしているので本来はほとんど動きません。しかしこれが何らかの理由によってゆがんだりねじれたりすることがあります。その結果、腰が重たい・鈍痛を感じる結果になるわけです。
仙腸関節の矯正法は、自宅で自分自身で行うことも可能です。一回行えばすぐに治るわけではないですが、何度も続けて実践することで、仙腸関節をほぐしてねじれやゆがみを緩めることも可能です。仙腸関節の運動をする際には、硬式のテニスボールを2個準備してください。この2つのボールはガムテープなどを使って固定します。テニスボールが上下左右に動かないようにするために、しっかり固定するのがポイントです。そしてボールの上にあおむけで寝ます。尾骨の右上45度くらいのところに仙腸関節がありますから、この位置にテニスボールが来るようにセッティングしましょう。仙腸関節のところに正しくテニスボールが来ていると、痛気持ちいい感じになるはずです。もし仙腸関節にテニスボールをセットできれば、そのままの状態で1分間じっとしましょう。ただし長く刺激を続ければいいというわけでもありません。せいぜい長くても3分程度にしておきましょう。この方法を1日2回、朝晩に試してみてください。
この仙腸関節の矯正を行う体操は、フローリングや畳のような硬めの床の上で行いましょう。カーペットなどの上で行うとふわふわしてしまって、仙腸関節にしっかり刺激ができなくなるからです。またテニスボールが仙腸関節に来ていないようであれば、いったん起き上がって位置を調整しましょう。ボールの位置を変えるにあたって、寝たままの状態で行うのはおすすめできません。先ほども紹介したように、長時間・頻繁にこの体操をするとかえって腰痛を悪化する恐れもあります。ですから1日にやるとしても3回を上限として、なるべく毎日実施することが大事です。
このように骨盤矯正する体操を行うことで、腰痛の症状を軽減することは可能です。先ほど紹介した骨盤体操は、自宅で簡単に実践できるので継続的に行えるでしょう。しかし本格的に腰痛対策をしたければ、専門家の施術を受けるのがおすすめです。接骨院がく伊勢崎茂呂院では多種多様な腰痛の症状に対して、マッチした施術を実施しております。長く腰痛に悩まされているのであれば、接骨院がく伊勢崎茂呂院に一度ご相談ください。