激しい運動をした直後や、夜寝ている時に足がつって、激痛に襲われた経験はあるでしょうか。こむら返りとも呼ばれるふくらはぎがつる症状は、腓腹筋痙攣と呼ばれています。ふくらはぎになる腓腹筋という筋肉が何らかの原因で異常に緊張状態となって筋肉が硬直し、痛みを伴う症状になります。ふくらはぎが痙攣を起こしてつるのは、大きな症状とみられることがあまりありませんが、この症状が癖になり何度も頻繁に生じる場合には原因を理解し対処法を講じる必要があるでしょう。特に夜の睡眠時に痛みに襲われると睡眠不足になり、体の不調にも繋がりかねません。
ふくらはぎがつってしまう、一番の原因は体内のミネラルバランスが崩れてしまうことです。ミネラルにはナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどが含まれます。こうした栄養分は私たちが健康に生活するためには欠かせないものです。それぞれの働きや役割は異なりますが、ミネラルのうちどの物質が不足しても体調不良となります。ふくらはぎがつってしまうのも、そのためです。大量の汗をかくような激しいスポーツをすると、足がつりやすくなります。それは汗の中に含まれているナトリウムが失われてしまっているためです。失った分のナトリウムを補給しないと症状は改善されません。体調を崩し下痢や嘔吐が続いていると、ナトリウムやカリウムといったミネラルが失われるためふくらはぎがつりやすくなります。妊娠している女性であれば、胎児が骨を作るためにカルシウムを母胎から受け取るため、カルシウムが不足してしまいがちです。
もう一つの原因は足の筋肉の緊張状態が続いているためです。立ち仕事や運動後のストレッチ不足、高齢者にみられる足の血行不良などは足の緊張状態を引き起こします。筋肉と脳の信号伝達をつかさどる筋紡錘という組織が正常に働かず、ふくらはぎがつってしまいます。
ふくらはぎがつる症状を予防するために、注意できることは幾つかあります。まずはこまめに水分補給、ミネラル補給をすることです。水分を補給することに加えて汗や尿などで失われたミネラルを補給するためには、スポーツドリンクなどを飲むと良いでしょう。そして、筋肉疲労から足がつる症状にはふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチが効果的です。運動後、高齢者であれば定期的な運動を心がけましょう。
予防法を実践したものの効果がなく、ふくらはぎがつってしまう場合には接骨院がく伊勢崎茂呂院までご相談ください。
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